深谷でネギ合宿

作業日記
キレイにされている深谷のネギ畑

2023年2月28日

26-27日と深谷でネギ合宿
農業始めたい人の学校というオンラインスクールの第1期メンバーのお一人が、学んだこと+実践したことをオフラインで情報交換しよう!という素敵な企画をしていただき参加

昨年、自分の畑にも来ていただいた第1期生の2人と2期生の方も2名参加され、合計5名での合宿

さすが『深谷ねぎ』のまちで多くの畑にネギがズラ~っと植わっている
朝到着後、早速畑で収穫作業をする
晴れて良い天気だけど、北風がすごくとても寒い

その土地土地で土質が違い、こちらの畑の土はとても固い
トラクターで掘り起こしたネギの根元にゴロゴロとした塊りがあるのが印象的
太めのものと細めのものにある程度分けてしばり軽トラに積んで作業場に移動

色んな工夫を考えられた作業場

根切り葉切りをして皮むき機でキレイにして規格の大きさごとに箱詰めをしていく
皮むきをするのに3本葉を残して剥いていくのだが、4本目以降はキレイな葉があったとしてもすべて落とす
むいた痕跡は残さず、ツルっとさせるのが必須条件
この条件を満たす作業を効率的にしようと思うと皮むき機はどうしても必要だと感じる
直売所でも規格はあるけど、ここまで厳格でないので市場出荷の厳しさを体感する(むきながら、もったいない感が出てきてしまう)

そしてサイズごとに箱詰めの本数や入れ方も決まっており、こちらもキレイに見えるよう詰めていく必要がある
直売所のような袋詰めの必要は無いが、箱詰めの一番下のネギまでキレイに詰められているか、市場では箱の下を開けて品質チェックが入るそうで、タイヘンさを実感する

初日に何箱作ったか忘れてしまったのだけど、だいたい夫婦で2人の農家さんで30箱/1日作るそうで、これまた結構タイヘン

初めてネギの調整作業をする人もあり、色々と教わりながらあっという間に初日が終わる
夕食は用意していただいたホテルで軽く一杯やりながら農業談義
初対面の人もいるが、お互いの情報交換などであっという間に時間が過ぎる

2日目は、朝一番で出荷している市場に連れていっていただく
深谷市には地方卸売市場が3つもあるとのこと
お伺いした市場はネギだけ取扱っており、ネギの卸値は大田市場より高値で取引されているものもあり、ブランド力の凄さを知る

ネギだけがズラ~っと並ぶ市場

今回企画していただいた方は、1年目は安値でしか買ってもらえないところから3年かけて高値の部類に入るところまでの栽培技術を身につけられたとのこと
そのご苦労をひしひしと感じる

こんな感じで無作為に出荷したいくつかの箱の裏から開けられたネギ

昼食は、ネギの皮むきを外注として請け負ってくれる会社があり、その作業場に連れていっていただく
その会社では農薬の散布作業の請負もやられている
まだスタートしたばかりとのことだったけど、農業振興地域ならではのサービスだな、と感じる

すべてがあっという間に過ぎていき、2日間のスケジュールが終わってしまい、名残惜しいなかお別れ

こんな素敵な機会を作っていただき感謝
そして、このご縁をこれからも大事にしたい

歳をとってきてメンドクサイが前面に出そうになるけど、色んな人と出会っていく重要性を改めて感じた2日間でした

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